(小説・エッセイ) 『オン・ザ・ロード』

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  50年代ビートジェネレーション文学の代表作。ジャック・ケルアック著『オン・ザ・ロード』(1957)河出書房新社・世界文学全集の第一巻。

・・この本の存在を初めて知ったのはごく最近のこと。一昨年だったか、NHKBSで何週にもわたって放送されてた「ニッポン戦後サブカルチャー史(ナビゲーターは宮沢章夫さん)」での第一回放送で日本においてのサブカルチャーの影響となった最大の要素のひとつとしてビートジェネレーション(ビートニク)が紹介され、その貢献者となったひとりのジャック・ケルアックとこの本が紹介された。それで自分はどんなものかと興味を持ち、放映後間もなくして古書店で安く売られていたのを見つけさっそく購入、気楽に読んだ。

感想としては正直ぶっ飛んだり、衝撃を受けたという程ではなかったが現代の日本においての日常生活には考えられない放埓ぶり、自由さ、冒険、思い切った行動ぶりの数々を自分は憧れ感もまじえ心の底から楽しんだ。

少なからず影響は受けたと思う。

今の自分もケルアックの生き方に遠からずの暮らしぶりをしていて(真面目にちゃんとお勤めするサラリーマン生活のできないタチで、云わば自分も安住に反発するひとりなのか?)、読みながら共感する部分、教訓になるような行動、登場人物たち各人の言動にもハッとさせられたり勇気づけられたりといろいろあって、その度ごとに本に鉛筆でラインを引く連続であった。

本を読み終えるとやはり無性に旅したくなった(ヒッチハイクするほどまだ勇気はないが)のは云うまでもない。

何週間、何ヶ月といった旅は今は現実を考えるとまだできないが、ただ、今年から始めたドローンでの撮影(空中遊泳)で全国各所を回っている”プチ旅行”をささやかながら今は楽しんでいる。いづれは海外にも行ってみようかとも考えてはいる。

これも無償の遊びのひとつとして・・。

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