(小説・エトセトラ) 『群れない力』

群れない力1
群れない力2

  関口知宏著「群れない力」(2013年)経済界新書

・・ここ1年前くらいから書店の棚に並べられた数々の本の背表紙のタイトルの中に”孤独””ひとり””友だちいらない”などといった単語を見かけるとついつい手にとっては購入したりする傾向がある。この本に関しては特に裏表紙の紹介での一節、なにが「いいね!」だ!に心から感動した。

普段から自分は群れることを嫌ってる。なので本の中での著者の言い分に多くの共感もあった。

正直自分が思うに、飲み会や合コンはなおさらのこと(嫌なこと)、歌手などのコンサートなどで(まるで練習したかのように・・したのかな?)歌に合わせて腕を振りリズムをとる観客の姿や、またはプロ野球の試合などで選手(打席に立つ)に応援歌を歌いながらこちらもやはり皆一緒に同じ振り付けをする光景など・・、どうも自分には違和感がある。本人たちは楽しく真剣なのでこちらがとやかく云う筋合いはまったく無く第一批判はしていない。ただ自分にはできない(照れくささ?いや、楽しさがわからない)。ちょっと脱線ぎみなのだが、とにかく大勢で(一丸となって)ワイワイやるのが苦手なんだと今更も思うのである。とは云いつつ、日頃から会社の仲間と野球などやってるし、以前には演劇に関するモノづくりもしてきた。

・・が、またそれは別のこと。それはそれでいわゆる集団プレーとでも云おうか、好き、嫌い、苦手などとはちょっと違うんじゃないかと。あまりここで細かくは分析できないがとにかく自分はひとりで何にも廻りに気を使うことなく黙々と行動するのがどうやら性に合っているのだと思う。

・・の割には夢では大勢の人が出てきたり集団で何かを行なう夢を多く見ているのである(どういう意味や暗示があるのだろうかと日々熟考したりしてる)。

・・FACEBOOKの「いいね」に関しては、現在同時に2冊ばかりかじり読みしてるアドラーの本(岸見先生著)いわく、承認欲求というキーフレーズが関係してくる。やはり世の皆、人から認められたいのである。これをなるべく否定(抑える方向に)できればという考えや行動ができればと今、自分にも少しは言い聞かせている現在であり、そうすると後々はもっと日々を過ごしやすい方向になるんじゃないかとね。

 

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