(映画パンフレット)『スティルライフオブメモリーズ』

スティルライフオブメモリーズ1  

矢崎仁司監督作品『スティルライフオブメモリーズ』(2018)

・・公開前の劇場予告やフライヤーでの宣伝に躍らされ「愛の新世界」を上回るセンセーショナルを期待して鑑賞。過激さを追求した映画と思いきや、カット内容や人物のしぐさなどにデュシャン、バリテュス、ミレー(オフィーリア)など思い起こさせた(あくまでも個人的捉え)のがあったりなど、静かなポエティックでなんの卑猥さをかんじさせない美しさを感じたかな。だからか、裸体はバンバンに出るが、官能映画・・というよりも鑑賞後の余韻からしてミステリーな映画だったなという味わいだったね。

・・あと、この映画を通じて写真家「アンリ・マッケローニ」を知ったことかな。いつか是非写真集を見てみたい。映画(監督)を称えるわけじゃないけど、この写真家にインスパイアされてこの作品を創るにいたった経緯じたい昨今の小説や漫画原作から映像化するだけの大手映画社とは違いオリジナルでつくっていく独自性に内容以前に称賛してしまう(・・だからか、自分は普段ロードショーものは観たいと思わず、こういったミニシアター系の作家性のある映画に魅了される)。

・・まぁ、とにかくこれほど下半身を隠すことなく描かれた映画を(初めて観たし)観られたことに驚きを通り越して映画も(時代も)変わったもんだなぁと(残念ながらエンディングでの写真はボカされてたけどね)・・。ここまで性器を追求したものに触れると観てるこちら側も麻痺してくることもあり、性器じたいの模写(露出)になんの躊躇いもなくなり、且つ「ブツ撮り」じゃないが卑猥も猥褻もないモノとして捉えてしまうようにもなったりと、良い意味も悪い意味もなく麻痺してしまう自分がある。女性器は神聖なモノなのか・・?

 

 

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