(映画パンフレット)『丑三つの村』

丑三つの村1丑三つの村2

 

田中登監督作品『丑三つの村』(1983)

・・映画ならではのエログロ(ナンセンスはどうかな?)満載に堪能。情報によるとこの映画、公開時はRー18指定だったらしいね。

・・個人的には終盤の殺戮シーンにカタルシスがあり主人公(継男)を応援してしまったりなど。つまりは主人公の継男は事件の加害者(犯人)というよりは事件を起こすに至った被害者なのだから。何がそうさせたかと云えば、やはり閉鎖的な村の風土、因習が彼の実行を引き起こさせたのだからね(つまりはイジメによるツマハジキ者扱い)。現代でも陰惨な事件が起こり、犯人の素性や性格などがワイドショーなどで取り上げられたりするが、その事件を引き起こすに至った因果、背景があったからこそ・・。近所や知り合いだった人のインタビューなどで「そんなことをする人じゃなかった・・」「良い人でしたよ・・」などある反面、「日頃から~~することで危ないと思っていました・・」じゃあ、事件の前から周りの人がどうにかできなかったのか?そんなヒトゴトのようなことを映画観ながらあれこれ考えたりも。さらに幾つかのちょっとした感想としては、第二次大戦前のお話なのに堂々かぶさるBGMのエレクトロニックさに違和感覚えたりしたなどあったけど田中美佐子さんのピュアな役柄が良かったこともあったね(他の出演者五月みどりさん池波志乃さんも確かに良かったね)。

そんななか、一番のショックカットと云えばカメラ目線で紐を首に巻き付け「皆様方よ、今に見ておれでございますよ」と継男(古尾谷雅人さん)が自ら絞めながらお道化るくだり。・・或る意味ぞっとした。

 

 

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