(映画パンフレット)『志乃ちゃんは自分の名前が言えない』

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押見修造原作の同名漫画(未読)を映画化。湯浅弘幸監督作品『志乃ちゃんは自分の名前が言えない』(2017)

・・これまで原作の漫画を読んでいなかったのだが、初めて観た劇場予告で感じたフィーリングと、以前「スイートプールサイド」を観た際に知った同じ原作者であったこと、あとはポスターやフライヤーなどでの劇中写真で登場人物のひとり加代(蒔田)の容貌に気に入ったことなどあって鑑賞(やっぱり良かった。初めて知った女優の蒔田彩珠さん。ツンとしたクールな性格に反比例したようなあのフワッとやわらかい前髪垂れるウェーブのかかった髪がビジュアル的に良かったね)。

・・いやぁ、でもまさか涙が出るほどグッとくるとは思わなかったなぁ。劇中、加代が昼休みの際や自宅のベッドで志乃を前に歌を披露した際には自分もスクリーンを通して聴いて正直笑ってしまった。それがラストの文化祭での「魔法」(実際それほど上手くなったとは思われなかったけど)を聴いたぶんにはもう画面がぼやけてしまうほどに・・。ちなみに余談ながら、アウトサイダーな主人公の思い切った文化祭での披露というとこれまた名作「BU・SU」(富田靖子さん主演)を観ながら思い起こしたね(どちらの映画も清々しい爽快感で締めくくり)。

・・ほかにも加代がギターをもった胡坐をかく姿や志乃の鼻がでるほどの泣きの姿の美しさなどいろいろ良いなぁと思ったものあったりなど。

・・個人的に観ながらなにが痛々しかったと云うと教室などでの孤独感。哲学的にも云われたりするけどなにが孤独かって、ひとりぼっち(ひとりきり)が孤独なのではなく、集団のなかにポツンといるあの居たたまれなさ(何をしていいのか)(どう時間を過ごせばいいのか)・・あれこそ孤独だよね。例えがちょっと違うかもしれないけど、だからじゃないが、自分も飲み会やパーティーの類は苦手だし嫌いだな。

 

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