(映画パンフレット)『日本沈没』

日本沈没1
日本沈没2
日本沈没(光文社)1

  SF作家小松左京のミリオンセラーとなった原作小説を映画化。脚本橋本忍、森谷司郎監督(特撮監督に中野昭慶)作品『日本沈没』(1973)

  英題「SUBMERSION OF JAPAN」

 (出演)小林桂樹、丹波哲郎、藤岡弘、いしだあゆみ 、夏八木勲、角ゆり子、他

 (音楽)佐藤勝

・・まずパンフの表紙の絵画調(昔の劇場前に掲げられていた手描き看板のような、写真でないタッチのもの。他の作品のパンフでいうと「エスパイ」「ノストラダムスの大予言」なんかはそうだよね)が最近のパンフにはなかなか見られないレトロな感じがあって全くもって良い。波のうねりなんか迫力あってみえる。

・・映画は原作から変えられていることなく忠実に映像化されていて、特に災害時のパニック描写なんかは残酷描写あり、爆発のオンパレードあり(爆発すればするほど東宝だからかゴジラがでてきそうな感じに見えたりも)でスペクタクル映画として楽しめたかな。気になったキャストでは主役の藤岡さんや丹波さんというよりも個人的には地震の構図の説明をした東大教授の竹内先生(芝居していないように見えて、落ち着いて、わかりやすく浮いてなく違和感なかった)と、観てる最中は誰だろ?仁科亜季子さん?違うなぁ・・という感じであとで知った渡老人のお供する花江役の角ゆり子さんだなぁ。特に角さんは前から観たい観たいと今でも熱望してる『二十歳の原点』の主演。ということで初めて動いてる角さんを観た作品がこの作品となった。出演暦をみてみると他にも『しあわせ』という恩地監督の映画があるらしいがどうやらソフト化されてなさそう。どの作品でもそうらしいが比較的陰のあるクールな役柄の多い角さんといったとこか。でもそのクールビューティーさがこの映画を観たことによってまた新たにひとりの気になる女優さんを知ってしまった。

・・原作でも映画でも田所博士が云ってたけど、直感とイマジネーションって大事だね・・。

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