(映画パンフレット)(伊丹十三作品)『タンポポ』

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伊丹十三監督作品(二作目)『タンポポ』(1985)

・・公開時、どっこのラーメン屋さんにもポスターが貼られていたよね。最初なにかな?と思いながらも詳しく文字とか見なかったので単に絵を見る感じで目にしてたかな。それで公開されてだいぶ経った後に映画の宣伝ポスターだったんだと知ったんだけど、まだその時は伊丹ブランドにそんなに興味なかったし(たしかに前作「お葬式」は観て面白かったけどまだハマっていなかった)、ラーメン映画ぁ~と、ちょっと小ばかにしてたと思う。なので公開時は映画館で観ず。後年テレビで観たかな。

・・やっぱり面白かったけど、まだ大人になっていなかった自分にとって劇中の性描写には(その時は家族一緒に観てたっけ)横目で気にしたりなんかあったような。

・・そういえば、「お葬式」で予備知識なく・・とか書いたけど、たしかこの作品もしかり一作目の「お葬式」からテレビで必ずといっていいほど公開近くになるとテレビで宣伝がてらメーキング番組やってたよね。だからこの「タンポポ」でもメーキングだけでも本編を全部観たように思えるほどの多くのシーン(役所さんの卵のクチ移しから力也さんの頬に飛んでくるナルトの重なるリテイクものなど)を映画を観る前から存分に、のちの伊丹映画は観せられたよね(正式に伊丹監督映画じゃないけど「スイートホーム」もね)。

・・あと、忘れちゃいけない。エンドクレジットでのバックの映像でカメラがずうぅっと寄っていく子供にミルクを飲ます若いお母さんと口をモグモグ動かし乳房を吸う赤ん坊(またそこに流れる子守歌のような心地よい曲)・・テーマの「食」ということをこえた人間としての愛情、心洗われる絵、尊い親子愛に(何度観ても)じんわりとクルものがある(何故だか自然と涙がでてきそうなくらい泣きたくなるほど尊い映像だ・・)。これは大げさでなく、古今東西、数ある洋画邦画のなかにおいてもこの映画の授乳させる親子のカットは名エンディングのなかのひとつだと個人的に思う。

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