(映画パンフレット) 『マン・オン・ワイヤー』

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 アカデミー賞最優秀長編ドキュメンタリー賞受賞作品、ジェームズ・マーシュ監督作品『マン・オンワイヤー』(2008年)。

・・映画「ザ・ウォーク」の影響を受けてさっそくDVDで鑑賞。

世界貿易センタービルの建設されている当時のフィルム(デ・パルマ監督のトレードマーク、分割画面あったりなど)を観てると、なにか虚しさ切なさを感じたなぁ。

観る際には一連の顛末は「ザ・ウォーク」で承知だったので本当の当時のフィルムや本人たちの証言などでより楽しく確認するかのように堪能。何よりも、よくぞまぁ練習風景から揉める話し合いまでプライベートフィルムを撮ってた(記録してた)ものだと感心した。主役である綱渡り師こと本物のフィリップの容姿を観ると若き日の俳優のマルカム・マクダウェルに似てるなぁと思わず呟いたり。「ザ・ウォーク」でのエピソードの釘を踏んだり、前夜警備員から隠れる際に建設中の梁の部分の奈落の底へ落ちそうになったのは映画用の脚色でなく本当のことだったんだね・・。

音楽に関してはマイケル・ナイマンが担当したとあって「コックと泥棒~」のような曲から、クラシックの「ペールギュント組曲の(山の魔王の宮殿にて)」や、ジムノペディ第1番が効果的に使われるなどあって作品の余韻を盛り上げているね。中でも特に自分が好きなのは、メイン曲であろう、”leaving home”。聴いてて良い意味でモヤっとした癒し感がある。

フィリップは何百回と聞かれる質問に平然と答える。

「何故やるのか・・?」

「・・理由はない。」

・・その受け答えに勇気づけられた。

・・やはり狂人とヒーローは紙一重・・?

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