(書籍)(アメリカ横断ウルトラクイズ)『第7回アメリカ横断ウルトラクイズ』

アメリカ横断ウルトラクイズ7-1
アメリカ横断ウルトラクイズ7-2

 『第7回アメリカ横断ウルトラクイズ』(1983年)日本テレビ出版

  クイズ王(横田尚) 

  優勝賞品(自分で組み建てねばならないログハウス)

・・或る個人のサイトでのデータによると、全16回の大会の中でこの大会のテレビの視聴率が最高の大会だったとあるが、自分も同じく過去の大会のなかで記憶をたどると、この第7回大会が一番密な思い出にとして記憶に残ってるね。いわば最も好きな大会のひとつかな。

まだこの大会の頃は参加者に一般人が多数で大学生のクイズ研究会たちの存在も少なく、かえってそのことが良いと思う。

・・当時、ウチには録画するビデオも無かったことから自分は何かしらこの放送を記録しようとカセットテープレコーダー(まだCDも無かった頃)をテレビのスピーカーにくっつけて音を採るだけ採ったものだった。なによりまずウルトラクイズのテーマ曲”メイナード・ファーガソンの「スタートレックのテーマ」”を採りたくて福留さんのナレーション混じりや提供のアナウンスも一緒に録音されたのだが、いざ採ると、まさにテープが擦り切れるほどその後聴いたものだったね。

大会時放送スタートの7時半だか8時になっての最初のテロップ「木曜スペシャル」(特に赤バックの白字の初期バージョン)が出た瞬間のワクワクは今でも忘れがたくたまんないよね。その後に続いて「スケートボード」のテーマ曲バックに留さんの「おまちどぉ~さま」へとね。もぅこれだけでも・・ね。

・・この大会の参加者に関して個人的に強く応援する人は特にいなかったが第13チェックポイントの”オルバニー”で金時娘こと松本真代さんが落ちた時は残念感大だった。結局、優勝には駅前旅館(この大会から何年か経った後、某駅前のそれらしき旅館をみつけて感動したことがある・・が、開発によってか、今は無い)の若旦那こと横田さんに決まり優勝商品のログハウスを建て込みぶりが良かった。しかもバックに流れる曲がこれまた良い。建て込み中の曲にポール・モーリアの”可愛いラブバード”、そしてエンディングに至り良い雰囲気に余韻を残す美しい響きが印象に残る。

最後の追記として・・準決勝のボストンでの罰ゲームでモデルとなった今井さん。放送では何時間も立たされてたというのだが、実際のところ(テレビ用として?)本当はどれだけ立ったりしたのだろうか?どうでもいいことかもしれないけれど・・。

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・・留さん著の「私情最大 アメリカ横断ウルトラクイズ」は第7回大会の記録模様。ウルトラファンにとってはバイブルとなってるか?復刊しないかぎりもぅ希少の希少品となってるらしいね。

・・回をかさねて第7回大会。自分が思い返すに全大会のなかでも、観た時期も影響したか、この大会が一番細かく思い出にも残り、テレビの前から離れることなく食い入って観た大会であったかな。情報によるとこの大会が一番視聴率が高かったらしいね。前年の大みそかに催された「敗者復活戦」続きもあったせいもあってか、あとルートは比較的オーソドックスな都市を回ったにもかかわらず(奇を狙ったようなチェックポイントはなかったね)当時はまだビデオデッキが無かった時代だったんでテレビの音をカセットテープに録音したりしたっけか。もぅこの頃が「はやくコイコイ・・木曜日」じゃないが毎年の秋が待ち遠しかったね。

・・全大会通じてそうだが、やはりアメリカ本土上陸してからのテレビ放映でいうとこの3,4,5週目あたりが面白い。セントルイスでの発明品を当てるクイズ内で紹介された自動ジョギングマシンで空港まで否応も無く走らされた敗者の滑稽ぶりに笑ったもんだったなぁ。

・・毎大会には女性参加者(マドンナ)の存在があるもので、今大会では十代ながら男性参加者からみれば妹のようなキャラクター松本さんがガンバッタ末バラマキクイズのオルバニーで敗者となり応援してたこちらとしても残念に思ったもんだったなぁ。当時はテレビを観ながら参加者の年齢についてまったく関心なかったもんだったが、年をとった自分もあらためて参加者をみると、この「キントキ娘」と云われた松本さんも当時まだ18だったと。信じられないとは云わないが現在の女の子と比べるとやはり大人びゐてみえてしまうよね。この大会に限らず昭和の頃はみんなそうだった感じにみえたよね。ちなみに自分にとっての過去大会のなかでもお気に入りキャラのひとり4回大会の準優勝者(これこそアイドル的キャラ)松澤典子さんも当時十代だったよね。

・・準決勝ボストンでの罰ゲーム、美術学生たちのデッサンモデル。テレビやクイズ本では4時間立たされたり・・のようで、自分はホントかな?なんて思ったりもあったけど、皆と共に危険にも晒されることなく笑いもさそうような罰ゲーム内容に(他の大会でいうとドッキリものなんか好きだったね)ほほえましくも、ここまで残っただけ記憶にも自然と残り普通に落選に残念に思ったキャラの今井さんだったね。片言の英語とチューバだったか楽器を吹いただけで盛り上がってたよね。

・・毎大会、ウルトラのテーマ曲とはちがい最終週のエンディングではちがうホロリとさせられる曲が被さるんだが、この7回大会でチャンピオンの横田さん(駅前旅館の若旦那、ちなみに仕事のため上京してから間もない頃、あえて探したこともあって(探した末)それらしき小さな旅館をみた記憶がある。もう既に今は開発で変わってしまい無いが)が自分でつくる家のDIYぶりをバックに流れる曲、ポール・モーリア の「涙もなく」。この曲は何年ものあいだ探しててyou tubeで偶然探し得た時には、このエンドクレジットが思い出されてホロリさせられたこともあったもんだ。

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