(映画パンフレット)『ひかりをあててしぼる』

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 坂牧良太監督作品『ひかりをあててしぼる』(2016年)

・・公開前の劇場予告編をみて実録犯罪もの(2006年に実際に起きた事件を基に舞台化から映画化)ということで惹かれ事件当時のテレビやマスコミでの騒ぎぶりのうっすらした記憶と共に鑑賞。

・・率直な感想としては時間的(せめて犯人が捕まるまで観たかった)、絵的(個人的にはボカシぐあいが多かったかなと。バラバラ事件なのだがバラバラ感が感じらがれず血のみだったのがちょっと物足りない気が。解体のシーンもグチャグチャっとした効果音で表現されてたのだが・・だからこの映画、R指定でなかったのかな?)にもっと観たかったなぁというのが感想。

ただ、この映画を観て良かったことのひとつにヒロインを演じた派谷(はたちや)恵美さんかな。初めて知った女優(過去の出演作は未観)だったのが、今作の映画を観て物語の世界にスンナリ(女優派谷恵美としてでなく智美として観られた)入っていけた。

・・(良い悪いはさておき)洋邦映画問わず、あれもこれも多く出演のある俳優だと、どうしてもイメージや固定されたものがついてしまい観てて違和感あったり、役に無理があるようにも観えたりすることもホントに多々ある。できることなら、その役を演ずるが為に出てきたというような、まったく知らない役者陣での映画があってもいいと・・個人的には思うのだが・・(皮肉を云えば、昨今の映画でこの役者が出ればヒット間違いなしというのが無いよね・・ということは役どころにハマれば無名の固定観念のない人が演じてもと考えるのだが・・そうは芸能界、映画界、うまくはいかないよね)。

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