(映画パンフレット)『真夜中の招待状』

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遠藤周作原作「闇をよぶ声」を映画化。野村芳太郎監督作品『真夜中の招待状』(1981)

・・音楽を担当した「砂の器」などの菅野光亮さんのスコアから清張映画っぽい感じにも思えたり。展開内容でいうと夢分析をも扱ったことからヒッチコックの「白い恐怖」っぽさも。原作とはタイトル違うけど・・招待状・・じゃあないよね。原作でも深夜にかける電話による心理的脅迫や恐怖感を植え付けることから「招待」じゃないよね。

・・原作での犯人による動機が戦時中の肉親の殺されたことによる復讐劇だったのに対して、映画版ではエレファントマンを思わせる奇形になった息子(投薬による)への復讐と変わってる。動機に関しては原作の方がより重たかったかな。

・・ラストになって印象深い行動を起こした人物として藤田まことさんが登場だが、清張映画(同じ野村芳太郎監督作品)「わるいやつら」でのラストで松坂慶子さんを刺すキャラで藤田さんが出てくる印象深いシーンあるがそれを思い出したり・・。

・・そもそも原作にも映画にも台詞にでてくる「ダーンの法則」のダーン。自分の所有する夢関連のどの本にも載っていない。本当にいた人なのだろうか?遠藤さんがつくった架空の人?

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