(映画パンフレット) 『ザ・キープ』

  フランシス・ポール・ウィルソン原作小説「城塞」を映画化、マイケル・マン脚本、監督作品『ザ・キープ』(1984年)

   原題「The Keep」

  (出演)スコット・グレン、イアン・マッケラン、アルバータ・ワトソン、ユルゲン・プロホノフ、ロバート・プロスキー、

  (音楽)タンジェリン・ドリーム

・・公開当時、たしか記憶によると13日の金曜日の完結編と同時上映で公開されていたような。所有はしてないのだが、かつてチラシで上段にスキンヘッドのコリー・フェルドマンと、下段にこの映画の怪物(”モラサール”というらしい)の首の写真があるのを見てインパクトあって記憶になんとなく残ってる。当時は「13日~」は一作目の後は観なかったし、同時上映のこの怪物の首を見てあまり観る気がしなかったので後になって単独でこの映画を鑑賞。設定といいマイケル・マンという名前を知ってるかどうかということで当時観ても全然面白くはなかったろう。ただ、「ヒート」や「ザ・クラッカー」「コラテラル」の後で観たことからこの映画の異色性にちょっとビックリ。でも画面全体に広がる青いライト(閃光)はこの映画からも監督らしさが伺えてきれい。

良い要素だけではないのが自分としてのこの映画のツッコミどこ。まずショウガナイのか、アメリカ映画ということでドイツ兵も怪物も皆英語で話す。あとタンジェリン・ドリーム担当した音楽も曲調は良いと思ったんだが、「ザ・クラッカー」のような夜の現代の街中設定ではバッチリと思ったものもこの映画の第二次大戦中のバックには何か違和感があって聞こえたりも(個人的見解)。まぁそんなこんなも(例えば怪物の造形についても)あれこれ云ったら切がないが普通に面白かったかな。

率直な感想の更なるひとつにやはり第二次大戦中でのドイツ兵が関わっていることや、開けてはいけないものを開けてしまったということから、「レイダース」のアークが解き放たれた顛末のようだとも思ったりと。

・・最後に、スコット・グレン、若い・・。

 

 

 

 

 

 

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