(書籍)(アメリカ横断ウルトラクイズ)『第13回アメリカ横断ウルトラクイズ』

アメリカ横断ウルトラクイズ13-1
アメリカ横断ウルトラクイズ13-2

 

 『第13回アメリカ横断ウルトラクイズ』日本テレビ出版(1989年)

  クイズ王(長戸勇人)・・留さんから20世紀最強のチャンピオンのお墨付き   

  優勝賞品(人間冷凍保存の権利)

・・まず大きく変わったことにスタジオ進行(高島さんと石川さん)が無くなってCGでのルート紹介へと、なんかさみしいものが感じられた。

・・今大会での印象あれこれといえば、まずウルトラクイズ史上名決戦のひとつ、準決勝ボルチモアでの「通せんぼクイズ」での大激戦。コンボイリレークイズも迫力あったね。あとは、罰ゲームでは(ショットオーバー)でのバンジージャンプ寸止めドッキリ(あれは観てたこちらも冷や冷やもんだったね)。

クイズ王長戸さんの髭ヅラとパジャマにはちょっと演出しすぎじゃないかぁ?(わざと出来なさそうな風貌装って)などつくり具合を思ったね。

・・たぶんウルトラファンのなかにはこの大会のハイレベルさなど最高な大会だったと推す人も多かろうと(人気もある大会だと)思うが、自分にとっては(たしかに存分に楽しんだが)最高だったか?と云うと・・たしかにクイズ番組の名のもと、知力を競うハイレベルであればそれだけ盛り上がるとは思うが、留さんも云ってるとおり、自分にとってもこのウルトラはクイズというがドキュメンタリーとして初期大会の頃から観てきたのでハイレベルであれば(クイズ研究会が多く募れば)なんだか逆に引いてしまうものある。だから知力のあるチャレンジャーが順当に勝ち残るもんなら面白くないこともある。普通の人が勝ち抜けることに醍醐味があるんじゃないかな? そうやって振り返ると第5回での実力者ナンバーワンと云われた道蔦さんもメンフィスでのまさかの三択クイズでの敗者になったり、あと自分もまさか優勝するとは思ってもいなかった第9回の金子さん(準決勝で敗退し去っていったもう一方の飛行機に乗ってた二人が実力的には決勝へ行くのかと思ってたのだが・・)しかり。 「知力・体力・時の運」がウルトラのすべてじゃないかとね。

昨今にも話は繋がるが、昔の一般参加者によるクイズ番組とはガラリと変わり、(自分は観ないが)芸能人たちによる知力合戦や「東大王?~」などハイレベルな知識を争うクイズ番組が流行ってるというのか傾向をかんじる。自分は観ないだけで否定や批判はする気はないが、そうかなぁ~と只知力があればいいだけでは面白くないなぁ~と、ふと、第13回大会を思い返すと昨今事情にもつながるような思いついたままを綴ってみた。

 

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