(小説・エッセイ)『虚無回廊』

  小松左京原作(未完)『虚無回廊』(2011)ハルキ文庫

・・NHK「100分で名著」で初めて作品を知り「ゴルディアスの結び目」とともに強く惹かれ読む。あまりのスケールの大きな設定に読みながら、なんて自分はちっぽけな存在ながらクヨクヨしてるんだ・・など思ったり。

同時に、あらためて、どうやら現在の自分は作家日野啓三タッチでいうところの(向う側)へと行っているのかな?まわりの人間たちとはちょっと違うようにも思われたりもするし。

昨今でのクリスマスや正月で(職場内でも)ワイワイと浮かれながらはしゃぐ人々のよく見られる世俗感がどうも自分には乗り切れない(昔から今にかけて)。

・・死後の世界のことも頭にしながら素直に素朴に穏やかに生活していこうとひとり心構える。

・・(その後になって)・・だから丹波さんへと興味が抱いたんだな。霊界ものなどね。