(書籍)(ダンテ・神曲)『神曲(煉獄篇)』

 イタリアの詩人・政治家ダンテ・アリギエーリ著『神曲(煉獄篇)』(1312)講談社学術文庫 

 原題「La Divina Commedia(Purgatorio)」イタリア語で「神聖喜劇」の意味。

 邦題の「神曲」は森鴎外によって訳。

 (訳)原基晶

・・地獄篇に続いての「煉獄篇」。やっぱり見るも暗く陰惨で悲惨な世界の(地獄篇)と、まぶしい世界であり言葉では説明のし難い天上の世界(天国篇)に挟まれてるせいか読み終えて何かパッとしない地味な感覚だったよね。

そもそも(煉獄)といえば初めて知ったのはATG映画「おとし穴」を観てパンフなどを読んだりして映画が元々テレビドラマ「煉獄」を映画化・・と知ったことがあったかな。ただその時は単語を知った程度で意味も特に調べず「神曲」のことすら頭にはなかったね。

その後はデビッド・フィンチャー監督「セブン」のパンフなどで<七つの大罪>をさらに知った程度ぐらいだったかな・・。その時も深く追究はしなかったけどね。

でもそうやってまでの関りを考えても徐々にながら(少しづつでも)近づいてはいたんだね。結局「神曲」を全部読破することにもなったことだし。そうやって本を読みつつ成長しているのかなって思うこともあるけどね。

もう二度と読まないかというと、そうでもなく、気に入ったセンテンスには毎度線を引いてるので読み返すこともあろう。

・・そうしたことによってまた新たな人生の教訓本にも至るんじゃないかと今後において自分に対して期待したいね。