(書籍)(松本清張)『清張~私のものの見方考え方~』

 尾崎秀樹編集、解説『清張~私のものの見方考え方~』(1992)大和出版

・・ところで何のために日々パンフや夢を通じて日記を書いているのか?・・まさにこの本のタイトルそのものだよね。

もう10年以上も前に買ったこの本はその時のいつものように清張関連本だったからと買って作家(清張)はどんなことを考えどんなことを思ってたのかなど知りたくて普通に買ったもんだった。

それがいざ久しぶりに手にとって見てみるとタイトルからして自分に向けて「生きた証を綴る日々の日記」を認めてくれているがごとく大きく意味ありげに捉えてしまうんだよね。

今思うとこれまでに自然と好んで読んできた(アミエル)から(武田百合子)(アンネフランク)の日記本などもすんなりと影響を受けているし、自分にとっては必然のこと(なりゆき、シナリオ)だったのかな?と思うんだよね。

いろんな文面(思ったこと感じたこと)を読まれてどうだとかいう反応に関しては別段あまり気にしてない。まず自分に向けての記録ありきであって(後年見返す際のデータとしても)、まず残すことこそ意義あるように思ってるからだし、もし他の人々が見かけても世の中の片隅には(なんだか映画のタイトルのようにも)こんなこと考えてる人間もいるけどね、など・・そんなもんだと思うけどね。そんな深い意味も無いしそれほど何かに期待かけてる訳でもないしね。