(書籍)(映画・芸術・芸能)『美しき緑の星』

  コリーヌ・セロー著(監督)、広本 正都子訳による映画化されたノーカットシナリオ『美しき緑の星』(2019)ヒカルランド出版

 原題「La Belle Verte」

 (出演)コリーヌ・セロー、ヴァンサン・ランドン、ジェームズ・ティエレ、ヨランド・モロー、マリオン・コティヤール、クレール・ケーム、ポール・クローシェ、yatt

・・ふと古書店で手にとったこの本(シナリオ)。たしかにタイトルに覚えもあり存在じたいも知ってて、「あぁ~、なんか、問題視(これまでの三次元の世界においては)されてた映画だったっけか?」と思いながらもなんの抵抗なく購入。それまでは映画を観ようと思わなかったが・・やはり自分にとっての成り行きというのか、この本に目を通すというのも自分にとってのシナリオのひとつといえたのか・・サラサラッと読む。

 その後、映画も鑑賞。当然?ながら一般公開されてないのでパンフもないよね。だから書籍兼シナリオ兼パンフがわりとして保存してる。

・・この時期(或る意味自分にとっては転換期)にこのシナリオを読み映画を観たことには何かしらの意味(成り行き)もあったのかな?など思ってる。

・・ただ、映画じたい軽いタッチのコメディで(感触というか率直な後味というか印象的には・・そうねぇ~、昔の香港映画・・?・・あるいは伊丹十三監督作品を観終わったあとのような)サラリと観たかな(グサリと刺さることは無かったけどね)。

主人公による派遣モノというと他作品でいうとこの『都市と星』のアルヴィンなんか思い浮かべたりもしたかな。他星を知ることによって自星を知るじゃないけどね・・。

・・それよりもやはりこの作品がまだ浸透していない現在において、まだまだなんだなぁ~と感じるね。わかる人はわかるし、存在じたいをなくしたいと捉える人によってはそぅ思うんでしょう。

だからなのか、この作品じたいスウッと受け入れられる今の自分もこの現在の世界の人々によってはたぶん変な人間(普通じゃない)だと思われても仕方ないんじゃないかな?・・別に悲しくはないけどね。そういう人間なんだからと。

・・今(2022年春)もロシア軍によるウクライナ侵攻の毎日が続くなか、自分も或る意味転機となる?日々を送ってるなかでのこの作品と出逢えたのもなにかワクワク感とともに今後においての進展が(期待しちゃいかんけど)思われるかな・・。