Updated on 6月 19, 2020
(映画パンフレット)(ATG映画)『天使の恍惚』


若松孝二企画、製作、監督作品『天使の恍惚』(1971)
英題「Ecstasy of the Angels」
(出演)吉沢健、本田竜彦、大泉友雄、小山田昭一、横山リエ、他
(音楽)山下洋輔トリオ
・・まずこの映画で真っ先に挙げられるようにスチールなどで富士山をバックに立つ横山さんを観ると決まって「仮面ライダーX」が思い起こされるね。同じ御殿場だもんんね。
そしてその横山さん。「新宿泥棒日記」での立ち振る舞いを観て気持ちのいい人だなぁ、清楚な人だなぁと・・その何年かしてこの映画を観てのビックリ。まさかの汚れ役ぶりにちょっとショック。イメージが変わってしまったね。
・・モノクロでの出血(墨汁のように真っ黒な血ぶり)は観てて痛々しいね。
あと、なんだか聴いてても良いのかどうなのかよくわからないけど、山下洋輔さんらのジャズの演奏も当時の世相感があるよね。あの乱痴気ぶりというか殺伐とした学生運動の頃の鬱憤とした当時の日本を象徴とするような・・なにかがね。