(映画パンフレット)『エンター・ザ・ボイド』

 ギャスパー・ノエ製作、脚本、監督作品『エンター・ザ・ボイド』(2010)

 原題「Enter the Void」

 (出演)ナサニエル・ブラウン、パス・デ・ラ・ウエルタ、

 (音楽)トーマ・バンガルテル(ダフト・パンク)

~ギャスパー・ノエ版の「死んだらどうなる」ってとこかな~

・・パンフといえばもぅ見た目は派手派手なパチンコ店。いや、昔のピンボールかな。

・・当然ながら「カルネ」「カノン」「アレックス」と観てきたことによって新作を劇場鑑賞。最初(というか観たその当時は)正直いまいちよくわからなかったね。のちに何年か経って(それまで丹波さんものの霊界ものなど読んだりしたのちに)二回目を観てそういうこと・・と。「死者の書」の意味もすんなり入ったし、フラッシュバックの意味も入ったし、体外離脱や輪廻転生もツボにはまるひとつだったしね。アパートの壁にドリームキャッチャーも掛けられてたよね。

映画ののっけからのタイトルシークエンスはゴダールを超えるほどのセンセーションだったね。あと、洋画を通じての日本の風景(歌舞伎町のことだけどね)はなんだか違って見えるね。

トリップシーンなんかはキューブリック調をも思わるものもあったけど、ラストでのいやらしく見えなかった(まぁ、けっして神聖とも思えなかったけど)生命誕生までのシーンなんかはちょっとテレンス・マリック調にも思えたりもしたけどね。個人的には。

・・とにかくこの監督のやること成すことすべてが挑発的だね。