(映画パンフレット)『ホーム・アローン』

 ジョン・ヒューズ製作、脚本、クリス・コロンバス監督作品『ホーム・アローン』(1990)

  原題「Home Alone 」

 (出演)マコーレー・カルキン、ジョー・ペシ、ダニエル・スターン、

 (音楽)ジョン・ウィリアムス

・・アメリカでのスマッシュヒット情報を入れて(それほど観たいなとは思わなかったけど)劇場まで足を運んだ。のちに結局つられて続編も鑑賞。

ちっちゃな子供に大人たちが翻弄されるドタバタ劇(グーニーズ系?)とでも云おうか。カルキン君ひとりで思いつくまま仕掛け(ブービートラップ)をつくってジョー・ペシたちがそれにのっかるというお約束モノ。締めにはホロリとさせるものも設けてクリスマス時期の余韻を観客たちに届けるというハートウォーミングさも。

普通に考えても咄嗟の対応手段が現実的にありえないとはわかってても(いや、それ以前に子供を置いていくことじたいがね)それはそれとした映画の世界。 もう今(の自分には)ではまず観ようとはしないかなのこの作品も当時はなんの気兼ねなく劇場内の他の観客たちと素直に笑ったもんかな。でもこれぞ映画っていうもんじゃないかなと。チャップリンをはじめジャッキー・チェンの映画のように残酷さのないぶん子供から年寄りまで目を背けることなく楽しめる。

現在のマコーレ・カルキン君(さんだよね)がどんなんになってるか、それこそ目を背けたくなるような変わり具合になっているのかわからないが、カルキン君はあの頃の子供としての記憶にのみ(ジュディー・ガーランドのような)、しかもまさにクリスマスシーズンに鑑賞するにはピッタリな映画であろうかな。