(映画パンフレット)『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』

 クエンティン・タランティーノ製作、脚本、監督作品『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』(2019)

  原題「Once Upon a Time in… Hollywood」

  (出演)レオナルド・ディカプリオ 、ブラッド・ピット 、マーゴット・ロビー 、アル・パチーノ、ダコタ・ファニング、カート・ラッセル、ブルース・ダーン、ティム・ロス、他

  1969年 シャロンテート殺人事件 チャールズ・マンソン(ファミリー) 

・・タランティーノ作品として、あと、アメリカ事件史は勿論のこと映画史としても忘れることのできないシャロンテート事件を踏まえたと、どうなるんだと期待値盛り上がったなか鑑賞。あっという間までは云わないが時間も短く感じた160分。

・・そうなったかぁ~という或る意味残念に思ったことも無くはなかったかな。忠実に事件を再現するかどうかというよりも、どうなるんだろうね~と思ってたんだがね。たしかに事件を知らなく観た人にとっては痛快な締めくくりだったと思われるが、実際のこととは違う展開(結果)に、オリバー・ストーン監督のような社会性までは云わなくとも再現っぽいものとは違ったタランティーノ監督ならではのやり方だったんだろうねと、いち映画としてラストにいたるまでドキドキさせられながら観たもんだったけどね。たしかにタランティーノ作品だしね、映画の紹介でもちゃんとコメディってうたってるしね。

・・パンフのレイアウトとしては裏の方がいいと思うけどなぁ。誰が主役ともつかない三人の顔の下の寄せ集め系の手描き。じっさいの表の二人の写真だけだとどんな映画なのかぱっと見じゃ想像もつかないしね。裏側の華やかな方がいかにもハリウッドっぽいかんじもするしね。

普段からそんなに気にしてない女優マーゴット・ロビーさんも『スーサイド~』のハーレイ・クイン役ぶりや、この映画でのシャロン・テート役のように女優として・・というよりも役になった(演技した)ぶりでの彼女はその時(その映画時)に観ててファンとならざるを得ない。容姿というか映画の中での躍動ぶりがいい。