(映画パンフレット)『ハウスメイド』

 1960年公開の韓国映画『下女』のリメイク、イム・サンス脚本、監督作品『ハウスメイド』(2010)

 英題「The Housemaid」

 (出演)チョン・ドヨン、イ・ジョンジェ、ソウ、ユン・ヨジョン、

・・そうか、「接続」「シークレット・サンシャイン」のチョン・ドヨンさんだったんだ。どちらももう一回観たくなったね。パンフの表紙写真はあまり気に入ってないけどね。もうちょっと艶めかしいショットがなかったかな?バスタブ洗ってる恰好なんか良かったんじゃないかな?って個人的趣向。

・・どうなんだろ?『パラサイト』にも似たようにもみえたけど、やっぱりいっときの(2ときの?)過ちによる憎悪の展開となると・・韓国版「危険な情事」とでも云おうかね。年代が前後するけどその韓国独特の上流家庭ぶりに「あぁ、やっぱり『パラサイト』と同じだ~」ってヒシと感じるね。あんまり観てて気持ちがいいもんでないね。自分とは無縁の世界だしね。

そもそも・・主人公がビンタ喰らったり堕胎させられたりなど可哀そうにもみえたけど・・男(豪邸の主人)もかなり(というか誘ったのは男の方からだったよね)悪いよね。それときてラストの復讐(オーメンを思わせた)がそれまでのエロチック展開からのアッと驚かされる幕切れになろうとは・・さすがに予想もしてなかったし良い衝撃もらいました。

・・まぁなにが気になったかというと(韓国映画ありがちのひとつだがね)、今回は男も女もやたら脱ぎがち、裸が多かったね。観客へのサービス?

この作品のような映画は今の日本では作られにくいかな?だいたい体を張った芝居の出来る女優がどれほどいるだろうかと云うことと、なにか神経を逆なでる展開の映画が作られるだろうかと・・こういうことを考えると韓国映画の力強さにはホントに敬服するよね。たいしたもんだ。好き嫌いは別としてね・・。