(映画パンフレット)(ヒッチコック作品)『ハリーの災難(松竹版)』

 ジャック・トレヴァー・ストーリーの原作小説を映画化、アルフレッド・ヒッチコック監督作品『ハリーの災難』(1955)松竹版パンフ

 原題「The Trouble with Harry」

 (出演)エドモンド・グウェン、シャーリー・マクレーン、ジョン・フォーサイス、

 (音楽)バーナード・ハーマン(初めてのヒッチコック作品)

・・忘れもしない、初めてヒッチコックを知ることとなった4週連続にわたる「日曜洋画劇場(淀川長治さん解説)」ヒッチコック特集での最後の4週目に放映されたこの映画で満喫。他の3作「裏窓」「知りすぎていた男」「めまい」とは違いコミカルな展開にまた違ったテイストによりヒッチファンになったね。そのすぐ後にも他局の深夜などで字幕スーパーで放映されたりしたヒッチ作品を観たりとハマっていくキッカケの一本となったこの作品。

バーモント州のきれいな紅葉のなかでのホッコリさせられる全編に誰も悪モンはいないと思われるような独特世界に何度か観てしまう。エドモンド・グウェンとシャーリー・マクレーンとの二人でのお茶のシーンはホントに観ながら癒される。

何度も掘り返されるハリーも気の毒と云うか笑っちゃうけど、予告編でも流れる子供がハリーを最初に見つけるカットでの足の裏アップの構図にはドキッとさせられる(見たこと無いようなレイアウト)。