(小説・エッセイ)(日記)『富士日記』

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  武田百合子著『富士日記(上・中・下)』(1981年)中公文庫

・・キッカケは「富士」「ひかりごけ」「快楽」などの武田泰淳作品を続けて読んでたなか、奥さんである百合子夫人の存在を知り、しかも同じく作家(エッセイスト)として何冊もの作品を書かれていることも知ると、物は試しと(失礼ながら)代表作と紹介されていたこの作品を購入して読んでみることにする。

・・いやぁ、もう一気に読んでしまった。途中自分でも珍しいくらい声出して笑ってしまったりなどあったり。百合子ワールドにハマッテしまった。

文章(文体)になんの飾りもなくフランクに、勢いそのままに、天然にくだけた表現(お気に入りの作家のひとり深沢七郎さんもちょいちょい登場したりなど)に読みながらクスクスともぅ笑いがとまらない。

他人の日記を読んでこんなに面白いと思ったことはない。

他にもエッセイを書いた作家として向田邦子さん、岸本葉子さん、ナンシー関さんなど皆それぞれの世界があるが、この方は本当に独特。これぞ才能と云うのではないかな。きれいなこと、汚いこと、余すことなく書いている。

・・自分の夢日記も(またパンフ考も)百合子さんに見習ってなんの臆することなく、見たり感じたりしたそのものを恥ずかしがることなく今後も書いていこうかと。

・・当然ながら「遊覧日記」「犬が星見た」など、たて続けに読んだことは云うまでもない。

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