Updated on 10月 11, 2025
(映画パンフレット)『金環蝕』
1965年に起こった九頭竜川ダム汚職事件をモデルとなった石川達三の同名小説を映画化、山本薩夫監督作品『金環蝕』(1975)
(出演)仲代達矢 、三國連太郎、 宇野重吉、 京マチ子、 中村玉緒 、大滝秀治 、西村晃、 峰岸徹、 前田武彦 、安田道代、夏純子、久米明、高橋悦史、
(音楽)佐藤勝
「外側はきらびやかに見えるが、中身は真っ黒に腐っている」
・・石川達三原作とはい、え松本清張原作テイストように(「迷走地図」「けものみち」)腐敗政治と金と陰のフィクサーと闇に葬られる抹殺事件(課長補佐役的立場の人間による表面上は自殺の実は消されたという他殺ものなど)など、表向きは地味だが(とはいえ出演陣は豪華キャスト)操り操られの恐ろしさが感じられる。パンフの表紙絵からも予想できないような政治の裏社会(フィクサーやら裏で操るドンやら)ドロドロ映画。
宇野重吉さんの出っ歯が特に脳裏に残った。あと夏純子さんの出演。