(映画パンフレット)『氷の微笑2』

 マイケル・ケイトン=ジョーンズ監督作品『氷の微笑2』(2006)

 原題「Basic Instinct 2」

 (出演)シャロン・ストーン、デヴィッド・シューリス、デヴィッド・モリッシー、シャーロット・ランプリング

・・邦題だけかと思いきやの原題からしての14年ぶりの続編「2」。

あまりというか(全然だったかな)期待せず興味持てずに、とりあえず40代後半となったシャロン・ストーン(が、どうなったのかを)目当てに鑑賞。

・・(巷ではランズベリー賞からいろいろ叩かれてるらしいけど)・・いや、もしかしたら、一作目よりも良かったかもと思う自分。

シャロン・ストーンさんの容姿的的にも個人的には一作目(当時30代半ばだった?)の時よりも良かったかもと。熟年されたファムファタールぶりに、眉の整えられつり上がった『めまい』のマデリーン(キム・ノヴァク)を思わせる挑発に男らをことごとく翻弄させるは、さらなる他作品でいう『蜘蛛女』でのレナ・オリンさんのような悪女ぶりにも重なっても観られたかな。

共演のシャーロット・ランプリングさんも過去作『エンゼル・ハート』を思わせるラスト。

一作目での刑事役マイケル・ダグラスに対しての今回のマイケル・グラス。いっときの欲望にはしる(瞬間的に湧き上がり)、虫じゃないけど、飛んで火の中へと入っちゃいけない。冷静に理性をもって人にはあい対さないとね。

・・一作目で耳にも脳にも染まったジェリー・ゴールドスミス作曲のスコア(メインテーマ)が今回も少し流れたことにはなんだか喜ばしいものがあったね。