(映画パンフレット)『生きていた男(外国映画社)』

 マイケル・アンダーソン監督作品『生きていた男』(1958)外国映画社

 原題「Chase a Crooked Shadow」

 (出演)リチャード・トッド、アン・バクスター、ハーバート・ロム、アレクサンダー・ ノックス、ダグラス・フェアバンクス・Jr、

・・古典ミステリーの秀作として(初めて知ったのはジョルジュ・クルーゾー監督の「悪魔のような女」を観た時だったかな)あらかじめパンフは手にしてたのだが・・これまたテレビでの放映は無いわ、劇場での上映も無いわ、レンタル化もされなかったわで10年、20年は待ったかな。

そんな半分以上諦めてたなかセルDVDが発売。買おうかなと思いきや、いや、ちょっと待て、ということはそのうちCSで放映があるかも?と思ったり、レンタル化されるんじゃないかと、買わず待つこと・・何年待ったかな?5年待ったかな?やっとのことのレンタル化され念願の作品を鑑賞。

・・正直、それほどインパクトや衝撃はなかったかな・・。

作品的には「バニーレイクは行方不明」や「バルカン超特急」などを思わせる誰が正しいのか?正気か?モノ。

舞台のバルセロナでの別荘地まわりや、またそこを車で駆けていく様子(よくレーサーなみに3分で走ることができたね)などフランスのリヴィエラ感あってヒッチコックの「泥棒成金」っぽかったね。ちなみにミルクは「断崖」つながり?

ヒッチコックといえば主演のアン・バクスター(「私は告白する」に出演)のグラマラスなボディーが終始惹きつけられた・・というか気になってしょうがなかったね。

終劇後のラストカットでの忠告はまぁいいとして、個人的には冒頭のタイトルあけでの映写しながらの2人のくだりは無くても・・(タイトルあけにパーティー終わりに兄と称する男の~)と思ったんだがね。いきなりネタバレじゃないかな?と。

・・でも何年も待ったこともあって観られたことだけでも満足したね。