(映画パンフレット)『弓』

 キム・ギドク脚本、監督作品『弓』(2005)

 原題「활 THE BOW 」

 (出演) チョン・ソンファン、ハン・ヨルム、 ソ・ジソク

 ~「痴人の愛」「ロリータ」路線に次ぐ世の男たちの為のファンタジー映画~

・・いやぁ、これぞ映画。欲望を映画を通じて映像に込めたであろうお伽噺。

これまで観たギドク監督作品のなかの暫定ナンバーワン作品。好きだなぁこの映画。

・・汚れなき(世の中を知らぬ)少女はニンフェットだったのか?はたまた男たちを虜にし狂わす悪女であったのか?まだ言葉を知らない人間になりきれてない動物だったのか?老人の愛玩だったのか?・・って感じかな。

ラストには少女が大人になる(親元から巣立っていく)暗示的描写(放たれた矢による性交、あるいは体の変化)に観てるこちらも思わず恍惚感。

・・それにしても劇中の芝居とは思えないようだとも感じた青年に再会する際の少女(ハン・ヨルム)のあの満面の笑み、異性からあんなに喜ばれもしたら・・と思うだけでも、もぅ夢物語だよね。おまけに少女からの夜這いもあったりしたしね。

露骨な性表現として裸を見せるよりも成熟してない体をまとったゆるめの下着(肩露出のワンピース?)着た少女の姿の方がよりエロチックに感じるのだが・・自分だけかな?

・・変態監督ギドク作品をツボに感じる自分も同じく変態ということになろうかね?