(映画パンフレット)『海を感じる時』

 中沢けい原作小説(1978年当時18歳だった作者というセンセーショナルが話題)を映画化、荒井晴彦脚本、安藤尋監督作品『海を感じる時』(2014)

 (出演)市川由衣、池松壮亮、

・・原作を読んだからか、映画での学校感(新聞部でのやりとりや期末中間テストものなど)が薄かったような。あと喫茶店でのやりとりなんかも映画では省かれてたような。昭和感もあまり感じられなかったなぁ。

 観ながら『二十歳の原点』『同棲時代』『Keiko』『海に降る雪』なんかがダブったりしたもんだね。

 やっぱりエンドクレジットでは歌でなく波音で静かに終わって欲しかったね。

・・持ってはいないけど(映画も未観)時々パンフ棚で見かけたりする「本を編む」のパンフに似てるような・・など思ったりも。インディゴ色が見てて気持ちがいい。

・・どうしても主演の市川さんの体を張ったのがまず話題となることじたいは(観客のモチベーションとしても)避けられないよね。

 一方の池松壮亮さんといえば、やっぱりと思われるほどの肉体関係つきの女性との関わり役としてチョクチョクお目にするほどのジゴロぶりが似合う(アメリカでいうとウィリアム・ハートさんイメージ)と勝手に自分の先入観。