(映画パンフレット)『トータル・リコール(21’)』

 フィリップ・K・ディック原作「追憶売ります」(短編集「模造記憶」内の作品)を映画化。レン・ワイズマン監督作品『トータル・リコール』(2012)

  原題「Total Recall」

 (出演)コリン・ファレル、ケイト・ベッキンセール、ジェシカ・ビール、

・・リメイクされたとわかってもバーホーベン版で充分でしょと思ってたんで正直云って観たい気は無かったが、パンフを安価にて手に入れたため、どぅリメイクされたかをメイン動機に鑑賞。

やはりと云うか当然のことながら1990年バーホーベン版と比べてしまう。今回のリメイクに関してはバタバタと息つくことなくアクション中心となってる。未来世界(都市)もCGバンバンに見せるんだが特別な感動や驚きはなかった。

・・違う例えで云うと、『DUNE 砂の惑星』をリンチ版観てドゥニヴィルヌーブ版を観た後味と似たような感じだったかな。華やか、美しさ、スケール、CG処理などどちらのリメイク作品も後のリメイク版(ドゥニヴィルヌーブ、ワイズマン監督)にあるが、作家性、間合い、独特感など個人的嗜好だとまったく前者に記憶が残る。

・・バーホーベン版のSF映画にたいしてワイズマン監督版は終始アクション映画だったね。

・・「2weeks」のおばちゃんにはさすがに笑ってしまった。