Updated on 8月 24, 2018
(小説・エッセイ)『なぞの転校生』
眉村卓著『なぞの転校生』(1967年)鶴書房。
・・この本を読んだのが2015年の暮れだけに、これまでに観たり読んだりしたいろんな作品の要素を感じたりした。ざっと挙げても「E・T」「風の又三郎」「時空の旅人」などのように異性人とのふれあいが描かれていて読みながら映画などのシーンがダブったりと。
もともと自分はSF小説はあまり数読んでないので(けっして苦手という訳じゃないが)日頃積極的には読む派ではないが今回この作品を読むに至ったのは年が明けて2016年の一月から日本映画専門チャンネルで放映される(NHK少年ドラマシリーズ)の同名ドラマ(1975年制作)があるということを知り、元々自分はこのドラマシリーズの作品群をいろいろ観たい観たいと思ってたくらいなので、今回の放映には心から喜んだ。
・・ということで”ドラマを観る前にまずは原作を”といういつものパターンとなるが原作自体有名ということもあってどんなもんかと購読。中身は今も昔も変わらない比較的読みやすい学園もので特に古さも感じず面白く読んだ。
まぁ、小っちゃなツッコミを云えば主人公の広一君の活躍(ヒーローぶり)が大きく、個人的にはもう少し普通の少年像で居て欲しかったこと・・、あと宇宙人(ジプシー次元)でありながら日本語を話す設定が、よくありがちなアメリカ映画に出てくる英語をペラペラ話す異性人を思い起こすようで・・まぁ、これもありか・・。
・・ドラマに関すると、同じく(少年ドラマシリーズ)でのこれまた名作「タイムトラベラー」や、松本清張原作「高校殺人事件」のドラマも観てみたいのだが、映像が残っていないという情報などあり放映は期待できないかな・・?