(小説・エッセイ)(松本清張) 『十万分の一の偶然』

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  松本清張著『十万分の一の偶然』(1981年)文春文庫。

・・まさに賞(名誉)の為なら手段を選ばず・・といったところであろうか。

この原作では写真界での作品のことだが、高速道路での事故の瞬間の記録(確率)を十万分の一の偶然としたタイトルだけでも読みたくなる興味に惹きつけられるよね。

犯人側として事を起こしたことによる報いがラストへと至るのは清張流おなじみの終局パターンだけど、そのアンハッピーエンドぶりが個人的には好きだな。

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