(小説・エッセイ) 『生きているのはひまつぶし』

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  深沢七郎著『 生きているのはひまつぶし~未発表作品集~』(2005年)光文社。

・・昔、一度映画「楢山節考」を観た際に原作者の”深沢七郎”の名前を頭の隅にチェックした程度で、その原作を読むことなくそれっきりだった。

それから20年?30年?

・・或る古書店でなにげに手に取ったこの本。表紙の写真とタイトルだけで購入した。それで深沢七郎という特異な作家にはまることになり、以後関連本をあつめることとなった。

小説も多数書かれているがエッセイが面白い。世相をチクリと刺す毒舌の本音には個人的に共感する部分も多く楽しく堪能してる。

この深沢氏、作家も作家だが、ギター弾きだったことや、埼玉で農場(ラブミー農場)をもったこと、今川焼きのお店を開いたことなどの多芸ぶりを知ると尚更感心してしまう。

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