Posted on 6月 26, 2016
(映画パンフレット)『クローバーフィールド』
J.Jエイブラハム製作、マット・リーヴス監督作品『クローバーフィールドHAKAISHA』(2008)。
・・邦題の”HAKAISHA”はいらないんじゃないかな。
・・公開前の劇場予告で自由の女神の首がすっ飛んできてゴロゴロ転がっていくカットを観てこれは面白そうだと思い鑑賞(予告を観たのみで何の予備知識なしで)。まさか怪物が出てくる映画だとは(これはネタバレ?)思わなかった。・・ただ素直に楽しめた。
怪物に対しての映像(POVとしてビデオ映像なのだが)が基本的に下から見上げる構図が多かったので、それだけ巨大感あるように観えた。ちなみに日本の怪獣ものなどは、伝統芸”着ぐるみ”として人間が演じてる横位置からのカットが多いので、自分は子供の頃から人間が演じてるとそのまま観てしまい、巨大感も感じることができず、凄さも怖さも持たなかった。だから余計なことだが、子供の頃、友達どうしで仮面ライダー派かウルトラマン派かという会話をしてて自分は断然仮面ライダー派(つまりは等身大キャラ派)だった。
・・ただ、この映画の怪獣に対してのつくり(映像表現)は良かったのだが、ひとつ批判めいたことを云うと他作品「パラノーマル~」の頃からのことであるが、POVのわざとらしさがちょっと・・というのは何もそこまで(どうでもいいような日常会話だけのくだりや、ただ食べてるだけなど)撮らなければならないのかと疑問に思うと同時に説明調に感じてしまうよね。
音楽ではエンドクレジットに流れる曲がゴジラのテーマ(伊福部調)を思わせるB級感たっぷりで良い余韻があったと思う。ということから、この映画は全然DVDで観るより劇場の大音響で観る方がお薦めだね。
・・只今(現在)続編なのか、謎らしい「10・クローバーフィールド・レーン』が公開中だが・・・もういいかな?・・・