Updated on 12月 12, 2022
(書籍)(アメリカ横断ウルトラクイズ)『私情最大 アメリカ横断ウルトラクイズ』
福留功男(日テレアナウンサー)著『私情最大 アメリカ横断ウルトラクイズ』(1984)スポーツライフ社
・・自分が思うに(いや、ウルトラファンなら周知のことだろう)数あるウルトラクイズに関する本のなかでのバイブル本的貴重(希少な)な作品とでも云おうかね。プレミアついてるよね。
てっきり手にするまでは(多少は情報は得ていたが)本の中身は全編にわたって第7回大会の記録(紀行エッセイ)かと思ってたんだが、いざウキウキワクワクしながら読んでみると7回大会のエッセイは半分ほどで残り半分をテレビに関する文化論に設けられ留さんの思う作家性があれこれ綴られている。のちに購入する『葬らん』のようでも。
歴代視聴率でも一番高かったと云われる第7回大会に関してのエッセイを書籍化として綴られたことを思うと、できることなら(そうなら)同じように紀行エッセイとして14回大会(留さんの司会進行)まででも毎大会分なにかしら綴って欲しかったなぁと思うよね(この本のようにどんなことがあったとか、苦労話やハプニング、裏エピソードなどね)。
・・いやぁ、このお化け番組「ウルトラクイズ」、自分にとってなんだったのかな?ホントに脳裏に大きく刻まれてる。あんな番組ないよね、もう二度と。今じゃつくられることじたい不可能だよね。しかもちゃぁんと毎大会書籍化もされてたし・・アナウンサーのような人がこの本のように著者として或る意味作家としてファンに楽しみを届けてくれたし・・いやぁ、なんかしみじみしちゃうね。
・・(パラパラと中身めくってみたりしてると)また7回大会を半日かけてでも観たくなるよね。