(映画パンフレット)『11ぴきのねこ』

『銀河鉄道の夜』のグループ・タック製作、馬場のぼる著作の絵本シリーズをアニメ映画化。

 藤本四郎監督作品『11ぴきのねこ』(1980)

 声の主演に郷ひろみ   主題歌「裸足のあいつ」唄・ 北原裕

・・当時はまったく本や絵本に興味なく日頃から読んだりしなかった自分のような者での「グリとグラ」や「だるまさんがころんだ」などと並んで馬場のぼるさん著作は目にも常に触れてたものだったね。今現在の保育園児や小学生(特に低学年)らの目にも触れているのだろうかね。あの頃からもう何十年と経ってるから、もう時代も変わっちゃったかな?

どうしてもこの作品と自分を照らすと忘れられないことのひとつに、保育園に通っていた頃の学芸会の出し物で自分も舞台の上で演じた記憶がある。自分を含め5,6人の園児が横一列に並んでサンドイッチマンのように各自首からぶら下げた絵の描かれたボードを持ち、そこには大きなクジラの絵が表に描かれたもの(屏風のように並んだその5,6人のパーツに分れた絵が合わさって一つの大きな絵となるように)、裏には体の部分が骨になったものがあり、ねこたちがクジラを食べたとなるや首から掲げていたその大きなボードの絵をひっくり返したのだった。さらにその時のスナップ写真も実際に残っているのだが、各自のパーツの絵を自分で描いたのだが自分の部分を見ると本来青いクジラの体のところを間違えたのかグシャグシャ黒のクレヨンでひとりだけ汚く描かれていたのが写真にも残ってる。そんな記憶も今でも薄ぼんやりと(夢のように)残ってるね。