Updated on 1月 18, 2023
(映画パンフレット)(伊丹十三作品)『マルサの女』
伊丹十三脚本、監督作品(三作目)『マルサの女』(1987年)
英題「A Taxing Woman」
(出演)宮本信子 、山﨑努 、津川雅彦 、橋爪功 、大地康雄 、佐藤B作 、室田日出男 、桜金造 、マッハ文朱 、志水季里子 、杉山とく子、松居一代、小林桂樹、岡田茉莉子、芦田伸介、大滝秀治、伊東四朗、
(音楽)本多俊之
~第11回日本アカデミー賞(1988)最優秀作品賞、最優秀主演女優賞(宮本信子)、最優秀主演男優賞(山崎努)、最優秀助演男優賞(津川雅彦)、最優秀監督賞、最優秀脚本賞(伊丹十三)の主要部門をほぼ独占~
・・初めてこの映画を知った時、タイトルからして”なんじゃこりゃ?”だった。「マルサ?」・・ちくわでもあるまいし(わかる人にはわかる)。そんなちょっと小バカにしたなか、いざ観ると病院でのトップシーンから競輪場でのラストシーンまで弛んだシーンなく1秒たりとも退屈することも無く興奮して楽しんだこと記憶する。
・・ただ、難を云えば長編デビューの「お葬式」からそうなのだが子供、青年にはちょっとどうかな?と思われる性描写シーンがあるのには(当時自分もちょっと戸惑ったりも)・・、やはり伊丹映画はやや大人向けの娯楽映画になるかな。
当時はこの作品だけでなく公開前になるとテレビでメイキングの番組などよくやってたね(全作品やってたような、しかも全部観たような・・)。
「~の女」シリーズはその後も何作も作られたけどやっぱりこの映画が別格に面白いかな。
音楽として本多俊之さんの担当したサントラも軽快なテンポのメインテーマからサックスの奏でる哀愁漂うジャズスタイルもあったりといつまでも耳に残る名曲となってる。