(映画パンフレット)(ATG映画)(タルコフスキー)『僕の村は戦場だった』

ぼくの村は戦場だった1
ぼくの村は戦場だった2

  ウラジーミル・ボゴモーロフ原作短編「イワン」を映画化、アンドレイ・タルコフスキー監督作品『僕の村は戦場だった』(1962)

  原題「Иваново детство」

 (出演)ニコライ・ブルリャーエフ、ワレンチン・ズブコフ、Ye・ジャリコフ、V・マリャービナ、イリーナ・タルコフスカヤ、ニコライ・グリニコ、

 (音楽)ヴャチェスラフ・オフチンニコフ

  1962年ベネチア国際映画祭金獅子賞

・・ソフトフォーカスされてるようなイメージもあって、且つ、白黒映画ということからも観ながらタルコフスキー映画を観てるというよりもベルイマン作品のようだなぁ~と。『シベールの日曜日』『火垂るの墓』『異端の鳥』感もあったアート系な作品。

ファーストカットの上から木をパンダウンするものは遺作『サクリファイス』での松の木を思わせられるものも。その『サクリファイス』もそうだけど、この映画でも主人公の子役が素晴らしい。いろんなことがあれ、必死に一生懸命に生きていくと思いきやの悲しい結末にシンミリなってしまったけど、途中での幻想的夢のくだりを含め全体的に美しい映画だったね。

その美しいなかでも白樺の林の美しいこと。そこでの従軍婦マーシャとのロマンスぶりも観てて初々しかった。

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・・もう、今やもっぱらタルコフスキーにはまってしまってる。だからか(その影響あるのか)、良い悪いでなく、「この映画観たいな~」と思わせられる動機が狭められているようにも。益々年間観る映画の数が減っていってる。

・・この映画を観たあと何気にyou tubeでタルコフスキー関連のなにか面白いものないかなと探すとNHK「未来潮流 タルコフスキー その始まりへの旅」が目に留まり観てみる。ゲストトークのひとりに作家の日野啓三さんも出演されてて、この番組を観た影響でよりタルコフスキー作品にのめり込みはじめたと同時に日野作品を久しぶり読んだりしてみよっかなと。パラパラと本棚の日野作品をみてみると幾冊の中にタルコフスキーについて書かれたものもあって思わず拾い読みする。

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