(映画パンフレット)『ボディ・ダブル』

 

 ブライアン・デ・パルマ製作、原案、脚本、監督作品『ボディ・ダブル』(1984)

 原題「Body Double」

(出演)クレイグ・ワッソン、デボラ・シェルトン、ガイ・ボイド、デニス・フランツ、

(音楽)ピノ・ドナッジオ

・・ヒッチコックの「めまい」「裏窓」の要素をふんだんに(というか要素を露骨に足した、なんだかほぼリメイクのようなものようにも)盛り込んだ高所恐怖症の主人公ならず閉所恐怖症に設定した作品。この映画、テレビでの吹き替え放映で淀川(長治)さん解説の「日曜洋画劇場」で毎年放映されてたような印象(それくらいよく見かけた)があるなぁ。個人的印象としては大作ではないが監督の撮りたいものを存分につくったということから『愛のメモリー』を観たあとの感じに似てる。

 この映画によりタイトル「Body Double」の(映画用語)としての意味を知ったね。

・・作品の印象としては本編よりも個人的にはピノ・ドナジオ音楽のテーマ曲「telescope」の方がやっぱり記憶大。艶で、官能的で、高揚感をも感じさせられるリズム感あるラテン系に聴き心地良。クライマックスではいかにもバーナード・ハーマン調も感じられた曲もあったような・・。

・・パンフのデザインに関しては個人的にはグッド。うるさくない程の絵付き、シンプルな文字の配列、裏表紙にもテーマ的ショット(覗き)をポンと配置。サントラと並んでエロチックさをムンムン感じるね(たとえ映画を観ていない時でもこの表紙を見るだけでどぅいう映画かなくらいはわかるね)。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA