(映画パンフレット)『ワン・モア・タイム』

  『ダーティ・ダンシング』のエミール・アルドリーノ監督作品『ワン・モア・タイム』(1989)

  原題「Chances Are」

 (出演)シビル・シェパード、ロバート・ダウニー・Jr、ライアン・オニール、メアリー・スチュアート・マスターソン

 (音楽)モーリス・ジャール

・・この映画パンフ、これまでの過去に1,2度しか売られてるのを見た記憶しかない頻度の希少品となってるのか、けっきょくのところこの間まではとくに気になることなく、どんな映画すらも知らず興味すらなかった。

それがかわったのはやっぱりスピリチュアルなことに(最近でいうと胎内記憶かな、この映画では前世の記憶だが)関心を持つようになってからそぅいったジャンルものには段々と惹かれたりして(観る前にあまり情報を入れたくないので)わずかな情報に(生まれ変わり)という情報を得て、ちょうど同じ時期に『メイド・イン・ヘブン』なども関心寄せたりなど、パンフも買って、誰が出てるのか、どういうお話しか、など一切予備知識もたず鑑賞。

まず女優メアリー・スチュアート・マスターソンさんが出演ということで、そのことだけでも喜びだったかな。そして今回最大の得たものはやっぱり主演のシビル・シェパードさんだったね。名前だけではピンとこず、どんな女優さんだったかとパンフで出演歴をみると『ラストショー』『タクシードライバー』とある(主な他の出演にTVシリーズ「ブルムーン探偵社」もあるが今も昔も自分はドラマは観なかったので、たしかに放映されたのは知ってたブルース・ウィリスとの共演で)。え?『タクシードライバー』?(『ラストショー』は録画保存のパンフ購入済みだがまだ未観なのでこのすぐあとにでも観ようかと)・・何回と観てるのに、と、パンフを開くと、そうか、メインもメイン役じゃないかと、あの選挙事務所の女性かぁ~と。まぁ、それはともかくストーリーもあれだがメアリー・スチュアート・マスターソンさんのみに目がいくものになるかと思いきやの、序盤からのシビル・シェパードさんに完全に惹かれ釘付けになった。え?誰?って。・・たしかに奇麗な人だがキュートさもあり特にウルっとした目で見つめる真顔は何とも言えないセクシャルなキュートさがある。背も高そうだったね。いあやぁ、公開されて30年も経つというのに初めて知った女優シビル・シェパードさん。物語よりも頭に残った一番の収穫だったかな。

(生まれ変わり)あっての鑑賞だったが、亡くなったあとの天界でのシーンから『セカンド・チャンス(オリビア・ニュートン・ジョン)』や丹波さんの『大霊界』などかさなりコメディー感メインな展開に(しかも主人公は亡くなってすぐに生まれ変わりにと、ちょっと調子が良すぎたかな)目はシビル・シェパードさんにと。そんな感じだったかな。

・・音楽ではモーリス・ジャールさんが担当されてたと・・(らしいも、らしくないも)劇中はスコアなど聞いててもわからなかったね。

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・・パンフ購入時に中に挟まれてたチラシも。「池袋日勝文化」とある。自分は改装される前の「文芸座」には何度か行った(観た、買った)ことがあったが、このチラシ掲載の劇場は正直知らない。 あらためて思うに「有楽座」「日比谷劇場」「テアトル東京」などの大劇場も良いっちゃぁ良いんだが、こういう弐番館、名画座、小劇場など、古くは駅ごとに映画館があった頃のそれぞれの(今はなき)大きくはない映画館の方にも惹かれて、今回のように自分の知らなかった劇場を知るたびに、こういう劇場で観たかったなぁなど浸ったりするもんもあるよね。 ホントに現在のシネコンシステムを批判する意はないんだが、昔のようにそれぞれ特色のちがった個性のあった映画館(入れ替え制なし、入り口などで大きく掲げられてた手描きの大看板など挙げたらキリもないか)をひとり懐かしんでしまう。