(映画パンフレット)『神に選ばれし無敵の男』

  ヴェルナー・ヘルツォーク脚本、監督作品『神に選ばれし無敵の男』(2001)

  原題「INVINCIBLE/UNBESIEGBAR」

 (出演)ティム・ロス、ヨウコ・アホラ、アンナ・ゴラーリ

 (音楽)ハンス・ジマー

・・映画『ハヌッセン』を観てからの(ハヌッセン繋がりとして)DVDにて鑑賞(ちなみに借りて観た日は1月28日・・エンディングでの字幕解説をみてビックリ。なにか縁を感じたね)。まったく予備知識ないまま題名からしててっきり無敵の男がハヌッセンのことだと思いきやのそっちかと。そもそもパンフの表紙の今回初めて知ったヨウコ・アホラさんを見てこれまたてっきりベニチオ・デルトロさんの若き顔にもみえたりなどあったしね。

難を云えば今回もアリアリのひとつだけど英語での会話劇あ気になっちゃぁ気になったね。ティム・ロスも観るまではてっきり主人公かと思ってたのに対しての準主役でしかも汚れ役だったようだね。

・・『ハヌッセン』(1988)の方は戦時下からハヌッセン(芸名)になるとこからだったのに対してこちらの方はもぅ既に有名になってるとこからでオカルト館で興行も盛り上がってるとこからで、あの有名な客たちの差し出す手のなかのハヌッセン像のくだりもあったりしてそれはそれで良かったね。

汚れ役のように見えたティム・ロスや俳優でない怪力男ヨウコ・アホラさんよりもやっぱり今回観て良かったのはピアニストアンナ・ゴラーリさんの色香だったね。下手な女優さんよりも美しかったね。主人公とのデートでのなんと初々しかったこと。さらには本業もあってか劇中ベートーベンのピアノ協奏曲3番弾く際の表情の神々しさなこと。

・・比べるわけじゃないけどハヌッセン絡みの映画としては(刺さり具合は)今作品よりは『ハヌッセン』(1988)に軍配かな。