(映画パンフレット)『インドへの道』

インドへの道1インドへの道2キネマ旬報1985.7「淀川長治寄稿」1

 E.M.フォースター原作を映画化、デビッド・リーン脚本、編集、監督作品『インドへの道』(1984)

  原題「 PASSAGE TO INDIA 」 

(出演)ジュディ・デイヴィス、ヴィクター・バナルジー、ペギー・アシュクロフト、アレック・ギネス、

 (音楽)モーリス・ジャール

・・クリスティー原作のようなミステリー感ある名作。マラバーの洞窟で何が起きたのか?アデラの性的混乱? ガルシア・マルケスの「予告された殺人の記録」をちょうど観終わったあとのような真相に対してのシコリ(後味)が残ったかな。というか毎度観ても残るよね。・・あの洞窟のなかでアデラにどういったことが起こったのか・・という謎ね。原作小説を読むとよく解るかな?

・・アデラ役のジュディ・デービスはこの映画では可憐な(弱弱しい)少女のようにみえた役柄に好印象もったけど、後年の『裸のランチ』ではまたガラリと変わった大人びた容貌にドキドキさせられたね。

ちなみにこの掲載のキネマ旬報の中に淀川長治さんによる「銀河鉄道の夜」べた褒め寄稿あり~

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