Updated on 7月 5, 2020
(映画パンフレット) 『ソラリス』
SF小説の傑作でスタニスワフ・レム原作の「ソラリスの陽のもとに」を映画化、ジェームス・キャメロン製作、1972年のタルコフスキー監督『惑星ソラリス』に続いての映画化、スティーブン・ソダーバーグ監督作品『ソラリス』(2002年)
原題「Solaris」
(出演)ジョージ・クルーニー、ナターシャ・マケルホーン、
(音楽)クリフ・マルティネス
・・まず99分という本編のコンパクトさが良いね。『惑星~』もこちらはこちらで自分は好きなのだけど、なんせ2時間45分はちと長いね(宇宙に行くまでも長かったよね)。
この作品では『惑星~』とはコンセプトが違って主人公と死んだ奥さんの馴れ初めなど地球の頃に焦点づけられているね。奥さんのレイア役のナターシャ・マケルホーンは初めて観た(知った)女優さんで、パッチリとした(というかギョロ目にちかいくらい)目ヂカラが印象的だね。
この映画での”ソラリス”としては惑星内でなく周りを飛ぶ宇宙ステーションが舞台になってて登場人物たちに影響を与える惑星からの青と紫のまるでアメーバのような、脳細胞のような、オーラのような蠢きがなにか美しく見える。
また映画を盛り立てるように音楽(スティールドラムのような音色がメインの曲など、・・確か作品は違うが日本映画『赤目四十八瀧心中未遂』のタイトルバックにも同じ楽器が使われていたような・・)が聴き心地良く癒され感もあったかな。
パンフレットの表裏の宇宙ステーションバックに海のような青い宇宙が広がっているができれば紫色の生命体も色付けて欲しかったような・・。