Updated on 10月 30, 2022
(映画パンフレット)『ザ・バニシング 消失』
オランダ映画。ジョルジュ・シュルイツァー脚本、監督作品『ザ・バニシング 消失』 (1988)
原題「Spoorloos(痕跡なし)」 原作「Het Goulden Ei(金の卵)」を映画化。
キューブリック監督も3回観てこれまでに観たなかで最も怖ろしい映画と言わしめた作品。
・・パッと思いつくままに、「バニーレークは行方不明」「バルカン超特急」「情事」など挙げられる失踪映画として仲間入り? 後年にもつくられたリメイクは未観。
ついこないだまで観なおしたりして浸かっていた「マトリックス」シリーズじゃないが、この映画にも大きく鍵となることに(人生の岐路を決めるのに)、選択というのがある。でも、やっぱり人間は生まれてから人生をあらかじめ書かれたシナリオのように決まってると捉えると(先々の展開もコントロールすることもできないし)あの二人がカップルとなったのも選択であり決まり事であったことでもあり、サイコパスと出会うことも運命であったことであり、人生の終わり方がどうなるのかも成るように成ったんだなと考えるとゾッとする反面、しょうがなかったのかな?とも思う自分があったかな。
パンフの表と裏表紙の二人の写真(金の卵)を見てると切ないやら怖ろしいやら異世界で結ばれたかを思うと良かったと云っていいやらか・・。