Updated on 4月 25, 2020
(映画パンフレット) 『悪の法則』
製作総指揮、脚本コーマック・マッカーシー(『ノーカントリー』の原作者)、リドリー・スコット監督作品『悪の法則』(2013年)
原題『The Counselor(弁護士)』
(出演)マイケル・ファスベンダー、ペネロペ・クルス、キャメロン・ディアス、ハビエル・バルデム、ブラッド・ピット
一度観ても面白く理解もできたのだが、おさらいを含め続けて鑑賞した。
いやぁ、なんとも云えない全編不穏な映画。怖ろしい。
二回目の鑑賞ではしょっぱな冒頭の高速バイクのショットからあぁもぅ嫌ぁ~な感じ(展開もわかってることからも)。
そこでこの映画最大の気持ち悪さの象徴”ボリート”・・あまりのおぞましさ、凄惨さに二回観ても寒気がする。寒気もするし、映画全編を牛耳る黒幕~~の怖いこと。
・・まぁとにかく人間たるもの生きてて、自分も含め欲にくらんでしまうもの(最近なにかと話題のムヒカ元大統領も云ってるように金を持ってる人ほど”もっともっと”と欲にくらんで悪の道にはまるもの)。そして一度悪の(裏の)世界にはまってしまうともぅ後で後悔しようと、わめこうと、呻こうと、懇願しようと、反省しようとアトノマツリ。本当に欲(金)は人生(生涯)を狂わせてしまうものだ。「足るを知る」を心かけないとね。
なんだか哲学的になってしまったけど、ほんとに怖い映画だったね。
資料によるとこの映画けっこうなオールスターキャストなのだが本国のアメリカでは大コケだったらしいね。俳優さんで観るというより、内容で不評だったのかな?もったいないなぁ、自分は面白かったと思ったんだがね。