(映画パンフレット)『胡同の理髪師』

 哈斯朝魯(ハスチョロー)監督作品『胡同の理髪師』(2006)

 原題「剃頭匠 /the old barber」

 (出演)ワン・ホンタオ、ワン・シャン、マ・ジンロン、

・・なんでこうも自分は散髪模様、髭剃り模様に惹かれるのかなぁ?性癖じゃないよなぁ。単に嗜好にすぎないと思うのだがなぁ。特別髪フェチでもないと自分では思うけどな。

小津映画「浮草」でも野添ひとみさんが髭剃りしてたし、「落下する夕方」でも原田知世さんが気持ちよさそうに美容院で癒されたし、そして忘れちゃいけない「髪結いの亭主」も。もぅゾックゾクしながら副交感神経も高まっていくよね。あのヒッソリとした理髪店じたいの空間が良いんだろうね。或る意味ASMR映画だね。

・・理髪師が男であれ女であれ若い年寄り関係なく、あの感覚(自分にとってVR感覚)を映画から体感したいが為にこの映画を観たね。

主人公(じっさいも理髪師らしいね)のおじいさんのキャラも穏やかで癒されたね。ストーリーなんかどうでもよく思えそうな延々と散髪シーンだけでも良いよなっていう映画だったね。