Updated on 4月 30, 2022
(映画パンフレット) 『オーメン』
リチャード・ドナー監督作品『オーメン』(1976年)
原題「THE OMEN」
(出演)グレゴリー・ペック、ハーヴェイ・スペンサー・スティーヴンス(ダミアン)、
(音楽)ジェリー・ゴールドスミス(第49回アカデミー賞作曲賞)
・・或る意味個人的にはこれまでの監督作品群のなかでの最高傑作と自分は思ってるけどね。
・・・・オカルト映画傑作のなかの一本。バカバカしさの無い、ゾンビの出てこない、スプラッタでもない全編気味悪く怖ろい。この映画いま観ても(何度観ても)怖いよね。初めてテレビで観た時には描写的にもキツかったこともあって震え上ったね。また、ひとつひとつの殺人描写がエグイこと。最初のベビーシッターの飛び降り首吊りから始まり教会での串刺しもショッキングだが、特にガラス板の首刎ねのくだりは、もうこれまで何度も観てきた今でさえ、坂に止る車が映ったとたんにゾワゾワっと悪寒がするよね。
キャストに関しては、まだ「ローマの休日」もヒッチコックの「白い恐怖」も観てなかった時分にこの映画を観たのでお父さん役は普通の人(役者)っぽく見えたのだが、後になって名優グレゴリー・ペックと知ってホラー映画にも出るんだ~と半ば感心したりしたもんだったかな。
この映画の恐怖度を増す(煽るような)宗教的ミサのようなメインスコア(男性の合唱つき)がこれまた気持ち悪く恐ろしい。ただこれがジェリー・ゴールドスミスの代表曲となってるよね。
この映画、2,3,4と続編も作られたようだがそちらに関しては自分はあまり関心なく未観・・
と、・・(それから何年か経って)・・古書店で「2」と「3」のパンフを各100円で購入し観てみることにする(まったく同じ理由で、ホントなら観る気はなかった「サイコ2」と「3」のパンフをやはり安価で購入したことからの鑑賞)。「3」は今やベテランのサム・ニール主演。