Posted on 12月 27, 2024
(映画パンフレット)『冒険者たち(小型B5版)』
ジョゼ・ジョヴァンニの原作小説『生き残った者の掟』を映画化、ロベール・アンリコ脚本、監督作品『冒険者たち』(1967)
原題「Les Aventuriers 」
(出演)アラン・ドロン、リノ・ヴァンチュラ、ジョアンナ・シムカス、
(音楽)フランソワ・ド・ルーベ
(主題歌)「レティシア」
・・タイトルや主要キャストの面々からして、こんなかんじかな?と観る前に思ってた先入観とはちがって、なにか切なく心から「観てよかった!」と云うより、さみしくシュンとなってしまう(個人的にはね)作品だったね。ちょっとATG調も入ってたかなと。パンフでもいろんなパターン(公開年により)つくられた名作だとも云われたりしてるいじょう、前向きでポジティブな場所をあちこち巡ったりするような、それこそロードムービーなのかしら?溌剌と楽しい愉快な娯楽映画なのかな?など思いきやの展開。
やはりと云うか、個人的にもとくに印象的だったのはラストでの海の上の要塞。マルセイユにある元刑務所だったイフ城というらしいね。もうすんなり画面に出てきたとたん、端島(軍艦島)のようだなぁ~なんて思ったし、あと美術の絵画ベックリンの「死の島」なんか観ながらよぎったね。
音楽(サントラ)に関してはとくに耳に頭に残るメロディーはなかったね。
監督は過去作に『ふくろうの河』の人だと。いや、こっちの方が一度っきりだが(この作品は名画座での特別上映で観た)インパクトありの心にささった映画だったね。
・・さて、パンフ。ちなみにこのパンフは所持するうちのは2冊目として買ったもの。
Posted on 12月 27, 2024
(映画パンフレット)『夜と霧(東宝版 )』


ドキュメンタリー映画、アラン・レネ監督作品『夜と霧』(1955)東宝版
原題「Nuit et Brouillard」
~タイトルは1941年12月7日に出されたヒトラーの総統命令「夜と霧」より~
・・一度は観る(べきまでは云わずとも)記録映画。
フランクル原作の方はまだ未読。
殺戮の山に貧困の表裏パンフのデザイン、さすがに見るだけで滅入ってしまうね。
どちらの映画も真面目なぶん、なかなかもう一度観てみようか・・などの気持ちにはならないね。娯楽といえどもなかなか観たい気にはなれない。有名だからだとか観客動員数が多いからって・・そういうもんじゃないしね。