Posted on 12月 15, 2022
(映画パンフレット)(原作松本清張作品)『顔(松竹ウィークリー)』




松本清張原作小説を映画化(初の長編映画化)、井手雅人脚本、大曽根辰保監督作品『顔』(1957)松竹ウィークリー版パンフ
英題「FACE」
(出演)大木実、岡田茉莉子、笠智衆、山内明、森美樹、宮城千賀子、
(音楽)黛敏郎
~原作での主人公(男性俳優)から映画では女性のファッションモデルに変更~
・・まずパンフから。こちらは別バージョン(松竹中央劇場)とはちがい同時上映作品の下となってる。レイアウト構成の段階で関わった人によって上下によるメイン・同時上映と判断したんだろうか。
・・そして本編を鑑賞。まず最後まで観て、なにがスリラーだったかって、目を見開く岡田さんの顔が怖い。共演の大木さんは同じく清張映画の傑作『張込み』での刑事とは真逆な汚れ役というのか、先に『張込み』を観てのこちらの作品だったんで役とはいえ堕落ぶりに(しかも可哀そうな死まで)気の毒に思えて。笠さんの長谷川刑事ぶりには『点と線』での鳥飼刑事を思わせられる穏やかだが常に疑問をもつ執念深いキャラにもみえたかな。
個人的には特に印象に残ったオープニングとエンディングから、まず列車のシーンから始まるというその後の清張映画でもあるくだりからだが、走る列車から飛び降りた男から(初見時はホントにスタントマンでも使ったのかどうやって撮ったんだとビックリしたが後年DVDでスローにして観てると手前に立つ駅員の死角となった背中向うにスタンバってたんじゃと推測するが)殺人シーンにいたるまでヒッチコック映画(疑惑の影など)タッチにも思うたりと。ラストも砂の器同様見届ける二人の刑事と犯人とのシャレたフィルムノワールを感じたものにも。
・・プログラムピクチャーとはいえ犯人確保に向かう長谷川刑事(笠さん)のポツリポツリ云う台詞が重く響いた。記録として書かざるを得ない。グッと刺さった。
「・・東京には色のついた明かりが多すぎるよ・・色のある方に値打ちあるとおもったのかな?・・(劇中の主要キャラの)4人とも東京の色のついた明かりの方にみんな命懸けで懸けたんだね・・可哀そうな奴が霧の中をさまよっているんだね・・」
Posted on 12月 15, 2022
(書籍)(映画・芸術・芸能)『美しき緑の星』


コリーヌ・セロー著(監督)、広本 正都子訳による映画化されたノーカットシナリオ『美しき緑の星』(2019)ヒカルランド出版
原題「La Belle Verte」
(出演)コリーヌ・セロー、ヴァンサン・ランドン、ジェームズ・ティエレ、ヨランド・モロー、マリオン・コティヤール、クレール・ケーム、ポール・クローシェ、yatt
・・ふと古書店で手にとったこの本(シナリオ)。たしかにタイトルに覚えもあり存在じたいも知ってて、「あぁ~、なんか、問題視(これまでの三次元の世界においては)されてた映画だったっけか?」と思いながらもなんの抵抗なく購入。それまでは映画を観ようと思わなかったが・・やはり自分にとっての成り行きというのか、この本に目を通すというのも自分にとってのシナリオのひとつといえたのか・・サラサラッと読む。
その後、映画も鑑賞。当然?ながら一般公開されてないのでパンフもないよね。だから書籍兼シナリオ兼パンフがわりとして保存してる。
・・この時期(或る意味自分にとっては転換期)にこのシナリオを読み映画を観たことには何かしらの意味(成り行き)もあったのかな?など思ってる。
・・ただ、映画じたい軽いタッチのコメディで(感触というか率直な後味というか印象的には・・そうねぇ~、昔の香港映画・・?・・あるいは伊丹十三監督作品を観終わったあとのような)サラリと観たかな(グサリと刺さることは無かったけどね)。
主人公による派遣モノというと他作品でいうとこの『都市と星』のアルヴィンなんか思い浮かべたりもしたかな。他星を知ることによって自星を知るじゃないけどね・・。
・・それよりもやはりこの作品がまだ浸透していない現在において、まだまだなんだなぁ~と感じるね。わかる人はわかるし、存在じたいをなくしたいと捉える人によってはそぅ思うんでしょう。
だからなのか、この作品じたいスウッと受け入れられる今の自分もこの現在の世界の人々によってはたぶん変な人間(普通じゃない)だと思われても仕方ないんじゃないかな?・・別に悲しくはないけどね。そういう人間なんだからと。
・・今(2022年春)もロシア軍によるウクライナ侵攻の毎日が続くなか、自分も或る意味転機となる?日々を送ってるなかでのこの作品と出逢えたのもなにかワクワク感とともに今後においての進展が(期待しちゃいかんけど)思われるかな・・。






