(映画パンフレット)『ドライブ・マイ・カー』

 村上春樹原作を基に映画化、濱口竜介脚本、監督作品『ドライブ・マイ・カー』(2021)

 英題「DRIVE MY CAR」

 (出演)西島秀俊、三浦透子霧島れいか、岡田将生、他

 (音楽)石橋英子

 喪失と再生・ワーニャ叔父さん・棒読みメソッド・インターナショナル会話(手話)

・・いまや全世界で一番ノリにのってるというか評価されてカンヌ、米アカデミー賞と注目されてるよね。原作は未読で自分はハルキストでもなく物凄い観たかったか?っていうとそんなには関心なかったんだが、カンヌで「今や日本を背負う人物」と評されて米アカデミー賞の作品賞までノミネートされるまでとなりゃ観ないわけにはいかない。村上原作映画と云えば『バーニング』以来かな。

 上映時間179分・・まったく長く感じなかったね。あっと言う間とは思わなかったけど退屈も眠気もなかったね。

 一瞬、ハッと息飲んだシーーン・・・まさにフッと無音になった北海道での走行時のくだり。『ゼロ・グラビティ』の冒頭の無音時でも体感した緊張感。あと予告編でもあった走行中タバコ持つふたりの外に出した手首のカットのエロチックだったこと。

・・久しぶりに運転したくなっちゃったね。後半の北海道までのロードムービーぐあいに『パリ・テキサス』なんかを思い起こしたり。

・・サントラ(スコア)的には耳に残ったようなメロディーはなかったけど劇中全編にわたって流れるひとつひとつの曲がライトなジャジーな感じに心地良さがあったかな。

・・映画ファンや評論家のあいだでは主人公たちの日々の流れと『ワーニャ叔父さん』の展開の流れのシンクロとメタファーの考察などいろんなとこで表現されたりしてるけど(たしかにその通りのようだけど)そんなに高尚なかんじに捉えることなくても充分楽しめるんじゃないかな。そんなに難しいもんでもないよね。

・・どうなんだろ?米アカデミー賞作品賞はさすがにキビシイかな?(3月中旬現在)

・・(アカデミー賞を観て)・・脚色賞獲れなかったのは残念だったけど(国際長編映画賞受賞はまぁ当然として)、この映画の動向を忘れさすほどブッとんだウィル・スミスの一件にはさすがに後味悪くなったね。衝撃だったというよりも今後どうなっちゃうんだろうね?・・いやぁ、びっくりした。

(映画パンフレット)『スターゲイト』

 ローランド・エメリッヒ脚本、監督作品『スターゲイト』(1994)

 原題「 Stargate」

 (出演)カート・ラッセル、ジェームズ・スペイダー、ジェイ・デヴィッドソン、

・・エメリッヒ監督作品を別に毛嫌いしてたわけじゃないけど公開されて四半世紀経った先日パンフを安価で購入したことにより(初エメリッヒ作品として)鑑賞。パンフの表紙はアニメ作品『スプリガン』と似てるかな?と思われるレイアウトデザイン。

冒頭から『レイダース』っぽなぁ~と思ったとこから実際ゲートをくぐって・・までは正直なんで今まで観なかったんだろ?と思ったほどの展開に期待膨らんでワクワクしたんだけどねぇ~・・そっから終りまでが「あぁ、そういうお話なんだ」と、まだ観てないが『インディペンデンスデイ』を思わせられる異種との戦いものにちょっと自分はトーンダウン。

『メッセージ』(ドゥニ・ビルヌーブ監督)のように駆り出された先生が文字を解析していざゲートをくぐり旅立つまでは『コンタクト』(ゼメキス監督)をも思わせられる未知との遭遇ものにドキドキ感もあったんだが・・砂漠でのやりとりは『漂流教室』もあったりと、これはこれで良かったとして民族たち(別に難癖つけるわけじゃないけど、未開人たちなのにみんな肌ツヤきれいに見えたのがちょっとねぇ)が出てくると、なんだろ?『砂の惑星』や『マッドマックス3』あたりなどの要素感あったりして・・おまけに『プレデター』感もあったりなど、ちょっと・・ツボにはハマらなかったなぁ。最後は最後で無事に戻れたのかどうかも分からないまま終わっちゃったし。・・ということで個人的には行くまでが良かったかな。

あと、まさかの(観終わってパンフみるまでわからなかったが)ラー役のジェイ・デヴィッドソンさん・・『クライング・ゲーム』の人だったんだね。

他にも『戦国自衛隊』や『地獄の黙示録』『未知との遭遇』なども思わせられた感あったりなどエンターテイメント的にはバラエティ溢れてたけど・・ちょっと消化不良だったかな。